2016年1月6日水曜日

観光戦略一元化-安中・みなかみ・下仁田

日本版DMO

外国からの観光客を呼び込もうとか、国内の観光需要を掘り起こそうといった動きが活発になっていますが、昨日の上毛新聞に安中市・みなかみ町が登録申請を行ったという記事が掲載されました。
隣接しない地域同士での連携も可能ということで、全国には「忍者」つながりの連携もあるとのことですが、こういった自治体もこれらを観光戦略として、地方創生新型交付金事業対象として、日本版DMOを設立するのかもしれません。
安中市の場合は、軽井沢町と 富岡市を結ぶ「東軽井沢ヘリテージツーリズム」を売り出す計画とのことで、とてもきれいなパンフレットを配布しています。
これは、とてもすばらしい取り組みだと思います。
安中市には、いろいろなものがあるとはいえ、観光面での集客といった面で考えるとき、たいへん失礼ですが、それほど多いとはいえない状況だと思うのです。
お隣の軽井沢町と連携して、「文明開化を感じる旅」を提案し、磯部温泉での宿泊をはじめ、安中市内の各所をめぐっていただこうというのは、とてもよいアイデアだと思います。
ただひとつ、夏場にあっては、涼しくて快適な軽井沢へ・・・、という方が多いように聞いていますので、こういった方々を夏場にも、いかに安中に向けることができるかどうかが、この「東軽井沢ヘリテージツーリズム」の課題といえるかもしれません。
いずれにしても隣り合った自治体が連携して、ひとつのテーマにしぼって、旅の提案を行うことは、とてもよいことではないかと思います。
この 「東軽井沢ヘリテージツーリズム」のモデルコースの2日目には、甘楽町にあるこんにゃくパークも組み込まれています。
いまや、こんにゃくパークは、群馬県の西毛地区に欠かすことができない観光施設になったといえるでしょう。

以前、このブログ記事(↓)

959,388人:前年同期比8%減-旧富岡製糸場 19,349人:前年同期比16%減-荒船風穴
http://geogunma.blogspot.jp/2015/12/9593888.html

をアップしたところ、ある方から

 旧富岡製糸場の入場者数の落ち込みが少なかったのは、こんにゃくパークが近くにあるおかげではないだろうか。
 こんにゃくパークが近くになければ、旧富岡製糸場に来る人は、もっと少なくなったと思うな。
 旧富岡製糸場を見て、こんにゃくパークで試食、おみやげ購入して・・・、日帰りコースとして、観光会社にとっては、安くあがるコースだし、
 一生に一度は、世界遺産を見ておくかといった考えの人々に受けているのだろう。

といった感想を聞かせていただきました。
これから安中市の取り組みはもちろんですが、下仁田町の動きにも注目して、どのような観光戦略を立て、どのような成果を得ることができるのか・・・を見ていきたいと思っているところです。

それにしても、こんにゃくパークの存在は、ほんとうにすごいものだと思います。
※ ブログ記事中の白い矢印は、本多が付したものです。

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