2017年7月7日金曜日

デキ12形:草軽電鉄

軽井沢駅舎記念館前に展示

1915(大正4)年に新軽井沢・小瀬温泉間で営業を開始して以来、草津温泉と軽井沢を結ぶ鉄道として、多くの旅客や硫黄などの貨物をを運んだ草軽電鉄は、1962(昭和37)年1月に上州三原・草津温泉間の営業廃止によって、その役割を終えることになります。
運転士が横向きに座って、運転をしていたという運転席です。
鉱山用であったとかで、長い距離を走ることを想定した構造でなかったということでしょうが、この狭い空間で運転していたかと思うと、ほんとうにたいへんなことであっただろうなと思います。

嬬恋郷土資料館の主催で開催された草軽電鉄線路跡ツアーのようす(↓)です。

上州三原駅と線路跡をたどり歩く    群馬県嬬恋村
http://geogunma.blogspot.jp/2017/05/blog-post_7.html

草軽電鉄線路跡ツアー 【2017.6.11() 
嬬恋駅と芦生田線路跡  常林寺までたどり歩く②
http://geogunma.blogspot.jp/2017/06/2017611.html

軽井沢駅舎記念館前に展示されているデキ12形です。
軽井沢に来られる方々の多くは、旧軽井沢やアウトレットなどに行き、デキ12形を見に来られる方は、残念ですが多くないように見受けられます。
デキ12形の後ろの建物が軽井沢駅舎記念館です。
この記念館は、今年の3月末日に閉館してしまいました。
碓氷峠の鉄道については、勾配の克服という歴史などをはじめとして、わが国の鉄道史において、とてもすばらしいものだと思っているのですが、軽井沢駅舎記念館の閉館は、どういった事情があるのか知りませんが、とても残念なことだと思っています。
デキ12形は、平均時速15kmほどであったとか。
いまも軽井沢・草津間で、デキ12形が牽引する列車が走っていれば、レトロな高原列車による旅ができるということで、大人気になっているかもしれないのではないかな、とそんなことを想像してしまいます。

軽井沢にお出かけになったときは、
軽井沢駅舎記念館前のデキ12形をご覧になってみませんか。

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