2017年9月13日水曜日

すばらしい対応だと思うのですが

複雑な気持ちもします

といいますのは、このような心配を自治体がしなくてよい社会であること、これがいちばん大事なことであると思うからです。
なんの話?と思われるかもしれませんが、先日、つぎのブログ(↓)

廃線になった路線のトンネルを避難所に
https://ameblo.jp/7568nanjai/entry-12308878784.html

で、長野県軽井沢町の対応を紹介したところですが、これに関する記事が昨日(2017.9.13)の上毛新聞に掲載されたからです。
いまの状況を考えるとき、できるだけの対応をしておくことは、とても必要なことであり、住民の生命を守るという行政の責任を全うする意味では、たいへんすばらしい取り組みだと思います。
廃線になった線路に残るトンネルのイメージをご理解いただこうと思って、熊野平駅跡のトンネルの画像を紹介(↓)します。
北朝鮮が発射するミサイルの破壊力に対して、トンネルがどのくらい耐えられるか、その道の専門家でない私には、そのところはまったくわかりませんが、すくなくても一般的なRC造の建築物よりは、頑丈であるといってよいのではないでしょうか。
軽井沢町の試算では、およそ2,600人をトンネルに収容できるとのことですが、トンネルがある場所や軽井沢町全体の住民数などを考えるとき、現時点では全員が早期にトンネルに避難することは難しいことだと思われます。
それでも避難場所があるのとないのでは、大違いといってよいと思うのです。
廃線跡のトンネル利用が可能になったことによって、ほかに有効な避難方法があるかどうかを考える、そんな契機になるとも考えられるからです。

しかし・・・、確かに危ない状況ではあるのですが、北朝鮮からミサイルが飛んできたときのために、住民(国民・外国人も)が逃げ込む場所を整備しておくというのは、国政の力不足ゆえではないかと思うと、とても複雑な気持ちになります。
今年の夏の軽井沢駅前です。

仮に北朝鮮からミサイルが飛んで来たとき、
 避難場所があったので、助かったね
となるのか、
 避難場所があったけれど、結局は役に立たなかったね
となるのか、それはなんともいえないと思うのですが、もっともよいのは、
 日本が指導性を発揮して、
 住民(国民・外国人も)が避難場所に逃げ込まなくてよい平和な世界を
 国際社会の一員として、つくっていくこと、
これに尽きるということになるのではないかと思っています。

0 件のコメント: