2017年10月29日日曜日

世界文化遺産・旧富岡製糸場

387,533人
【2017年度上期の入場者数】

ことしの10月は、台風による雨などの日があり、旧富岡製糸場の入場者数にも大きな影響があったかもしれませんが、4月から9月までの上期分の入場者数は、
 387,533人
と発表(↓)されています。
仮に10月から来年3月までの入場者数が、
    前年度下期の入場者数 329,179人
を確保したとしても、今年度は
  716,712人
となり、
前年度全体の入場者数
  800,230人
より少ないものとなります。
先に述べたとおり、ことしの10月は雨降りの日が多いこともありますが、今年度上期の入場者数の傾向から考えても、今年度は前年度と同じ入場者数を確保することは、たいへん難しい状況であるかもしれません。
2014.9.23
2014年の秋には、入場待ちの列ができるほどでした。
2016.8.21
 前々年の秋に行列ができていた場所です。
2017.10.5
ことしの秋のようすです。

2017年度は、今月を含めて6か月あります。

あと6か月で、どれだけの方が入場されるでしょうか・・・

2017年10月27日金曜日

とても楽しみです!

「世界の記憶」:上野三碑

2017.10.25の上毛新聞は、
  「世界の記憶」審査入り
      上野三碑 有力
と第1面で報じています。
関係者は、登録の可能性が高いとみているということで、審査結果の発表がとても楽しみです。
上野三碑は高崎市内の上信電鉄沿線にあります。
金井沢碑
 山上碑
多胡碑
2017.10.25の上毛新聞に掲載されている位置図を紹介します。
「世界の記憶」に登録された上野三碑の見学は、上信電鉄を利用されると便利です。
この秋は、上信電鉄で上野三碑めぐりをはじめ、上信電鉄沿線には、すばらしい古墳もたくさんありますので、上野三碑と古墳めぐりをいっしょにというのも楽しいと思います。

世界の記憶」の審査結果発表がとても楽しみです!!

2017年10月24日火曜日

ヒカゲノカズラ-スバールバル諸島

「体感!グレートネイチャー」
NHK BSプレミアム 2017.10.21放送

私は、自然系の番組が好きで、「体感!グレートネイチャー」をよく見ます。
とくに化石などが登場する場面では、まさに画面に目が釘付け状態になります。
北極圏に熱低雨林!?ということで、研究者にスタッフが案内してもらって、化石産地に出向いたときの場面です。
2017.10.21に放送された「体感!グレートネイチャー」は、「圧巻!極北の大瀑布~ノルウェー スバールバル諸島~」という副題でしたので、化石が紹介されると思っていませんでした。
2015年11月に
 「ノルウェーの森」は“最古”だった? 約4億年前の化石を発見
といった記事を覚えている方も多いのではないでしょうか。
このブログで引用させていただいた記事(↑)の全文を紹介(↓)します。

北極圏に位置するノルウェー領のスヴァールバル諸島で、38000万年前の古代の森の化石が見つかったと英国の研究チームが発表した。

 英国立カーディフ大学のクリス・ベリー教授の研究チームは、バレンツ海にあるスヴァールバル諸島の岩場の崖で、「ヒカゲノカズラ」の木の化石を発掘した。

 ヒカゲノカズラは北半球の温帯から熱帯地域の高山に分布するシダ植物で、胞子で増える。日本でも沖縄以外の広い範囲にみられるが、針状の細い葉がブラシのように立ち上がる姿は、植物というよりは巨大なコケのように見える。

 研究チームが発掘したヒカゲノカズラの化石は、木の根元部分で、表面には特徴的な格子状の模様が刻まれている。詳しい調査の結果、化石が見つかったあたりは、周囲1キロ~5キロ程度のくぼ地であったことも明らかになった。

 研究チームは化石から胞子を採取することに成功し、年代を測定した結果、少なくとも38000万年前のデボン紀の木であることがわかった。

 この時代は、複数の陸地が衝突し合って、赤道直下に巨大な大陸を形成したと考えられている。このことから研究チームは、現代は北緯80度の北極圏に位置するスヴァールバル諸島も、かつては赤道直下にあったと結論付けた。

 そのうえでベリー教授は「ヒカゲノカズラなどのシダ植物がこの時代に爆発的に増えたことで、光合成によって地球上の二酸化炭素量が劇的に減少し、湿地帯や豊かな森が形成された」と説明し、今回発見した化石が“地上最古の森”である可能性を指摘した。

 この調査結果は「地質学ジャーナル」電子版に掲載された。

「体感!グレートネイチャー」で、ヒカゲノカズラの化石を見ることができ、
  4億年前 スバールバルの気候は熱帯だった
という説明を聞いて、化石好きな私はとても感動してしまいました。
いつもおもしろい「体感!グレートネイチャー」ですが、とくに今回は私が好きな化石が登場して、たいへんおもしろい内容でした。

以前、つぎのブログ(↓)

国際化石の日、制定:国際古生物学会
http://geogunma.blogspot.jp/2017/10/blog-post_13.html

で、化石探しの楽しさなどをお伝えしましたが、これからの寒くなる季節は、化石探しに最適だと私は思っています。
ところで、いまもヒカゲノカズラが見られること、ご存知でしょうか。
先日、某所で見つけたヒカゲノカズラです。
この植物のお仲間が4億年も前に生きていて、それが地球の環境を大きく変えたということ、今さらではありますがヒカゲノカズラの働きに感謝しているところです。

NHK BSプレミアムの「体感!グレートネイチャー」は、
ほんとうにおもしろい番組です。
どうぞ、ご覧ください。

2017年10月22日日曜日

89歳の男ら3人の「撮り鉄」書類送検(2017.10.21・毎日新聞)

鉄道営業法違反(鉄道地内立ち入り)容疑

フェイスブックでの毎日新聞の記事(↓)です。
毎日新聞によれば、
 静岡県警島田署が西東京市の会社員らの3人を鉄道営業法違反容疑で、静岡地検に書類送検
したという事件です。
これまでも撮り鉄のマナーについては、いろいろなところで問題になっていると聞いています。
昨年の9月には、私のブログでも紹介しましたが、群馬県でも同様な問題が起きています。

ルールを守りましょう:撮り鉄 消えゆく115
http://geogunma.blogspot.jp/2016/09/blog-post_12.html

私がSLなどを撮りに出かけたとき、線路内を歩いている人をはじめ、
 あんなに近くに行って、あぶないな・・・
というほど、線路の近くでカメラを構えている人を見かけます。
また、狭い道路に駐車して、農作業などで通行される方々のじゃまをしていたり、田畑に入って、農作物を踏みつけて歩いている・・・という人を見かけたこともありました。
よく知られている撮影ポイントには、SLが走る日の朝早くからカメラを持った撮り鉄が場所取りをしていて、ときには後から来られた人と撮影場所をめぐって、口論になっている・・・という場面もたまに見かけます。
だれもが自分が思うよい場所で、いい瞬間の写真を撮りたいのだと思うのです。
しかし、鉄道に関する法令に違反する行為をはじめ、近隣の方々への迷惑行為、撮り鉄どうしで撮影場所をめぐって口論などをしているようであれば、鉄道会社や沿線の方々から
 「撮り鉄は来ないでください」
という状況になりかねないと思うのです。
大井川鉄道での事件を知り、そんなことにならないよう楽しく撮り鉄を続けるために、ルールとマナーを守っていきたいものだと、改めて自分自身に言い聞かせているところです。
上の写真は、先月の下旬以来、ほぼ1か月ぶりで運行が再開されたジオパークのラッピング電車ですが、わたしの場合、この手前の畑の所有者の了解を得て撮影をさせていただいています。

2017年10月20日金曜日

浅間山北麓ジオパーク

 長野原町の取り組み

日本ジオパークに認定されている浅間ジオ-嬬恋村・長野原町-の熱心な活動については、これまでも私のブログで紹介しているところですが、きょうご紹介するのは、
 多くの方々に知っていただくことが大切
という考えで実施している、すばらしい取り組みです。
それは、浅間火山博物館の無料招待券の配布です。
この無料招待券のミソは、
  本券で5名まで無料
となっていることではないかと思います。
仲よしの方たち、ご家族で「行ってみようか」と 相談したとき、車1台に乗れる人数分が無料になっていることです。
 この無料招待券は、広報ながのはらに印刷され、町内の全戸に配布されたものです。
広報ながのはらで、
 【特集】
  ジオパークの玄関口
  リニューアルした博物館に出かけよう!
という記事を掲載し、この記事を読んだ方々が広報紙の裏を見ると、そこに無料招待券があるわけで、実に心憎い配慮といいますか、すばらしい気配りの対応です。
せっかく施設をつくったとしても、また内容を充実、リニューアルしたとしても、地元の方々が入館したことがない、なにを展示しているのか知らない・・・ということでは、まったく意味がないことだといわざるを得ません。
この広報紙を読んだ長野原町の方々は、とても興味をもつと思うのです。
この広報紙では、ガイドとめぐる館内ジオツアーも紹介しています。
この特集記事は、長野原町の方々にとって、浅間火山博物館に行ってみようと考える大きなきっかけになることでしょう。
また、長野原町の広報紙では、特集記事(シリーズ)として、
  見る 知る 歩く
   ジオなまち ながのはら
を掲載しています。
お祭りや石仏なども取り上げて、ジオパークの活動をわかりやすく紹介しています。

長野原町の広報紙の特集記事は、町のホームページで見ることができます。
http://www1.town.naganohara.gunma.jp/www/contents/1492055003482/index.html
ジオパークの活動に興味がある方には、必見のホームぺージではないかと思います。

2017年10月19日木曜日

寒くなってきました!

群馬県北部では雪が降ったとか・・

寒いのは得意ではないのですが、私には寒くなってきたときの楽しみがあります。
それは、水たまりや池、川原などで、氷が薄く張ったときの模様を見ることです。
この画像(↑)は、2015年3月にNHKのほっとぐんま640で紹介していただいたもので、道路の水たまりが強い冷え込みで、凍った模様になります。
朝早かったこともあって、自動車が通過していないという幸運に恵まれ、とてもすてきな模様を撮影することができました。
下の画像(↓)は、上の画像を撮った水たまりですが、ときどきは美しい下仁田富士が水に映ることもあります。
下仁田富士とは四ツ又山(下の画像の奥に見える山)のことで、この山が見えてくると『ああ、家に帰って来たんだな・・・』とこちらに住んでいる多くの方々が感じる、そんな山のひとつです。
私は、この水たまりに映る四ツ又山を「逆さ富士」と呼んでいます。
きのうの軽井沢では、店内の暖炉で薪が燃やされていて、とても暖かくなっていました。
まもなくこちらでも本格的に寒くなってくることでしょう。
きのうの朝には、こんな雲も。
手前に見えているのは、コンニャクの葉と茎です。
こちらでは寒くなってきますと、コンニャクいもの掘り取りもはじまります。

そして、寒くなってきてよいことは、有名な下仁田ねぎがおいしくなってくることです。

2017年10月18日水曜日

おっ、これは!

と思ってそばに近づいてみると・・・

なんと、馬頭観音でした。
最初、遠くから見たとき、全体の姿や新しい感じから、最近の作家さんが制作された石像かなと思ったのですが、立札を読んで、江戸時代の末期に制作されたものと知って、たいへん驚いてしまいました。
三面馬頭観世音菩薩といって、1853(嘉永6)年に制作されたもので、二手橋近くから旧軽ロータリーに移設したものだそうです。
たいへん貴重な馬頭観音だそうですが、苦しみや悲しみをこらえているかのような表情には、とても圧倒されるものがあります。
今年の6月、旧軽ロータリーに移設されたとのことです。
旅人や馬などが安全に通行できるように、と多くの人々の思いがこもった馬頭観音は、時代が違っても、そしていまの時代でも、往来する人々の安全な通行を見守っていることでしょう。
旧軽におでかけになったときは、旧軽ロータリーの三面馬頭観世音菩薩におまいりして、旅の安全をお願いしてみるのもよいかと・・・きっとご利益があると思います。

2017年10月16日月曜日

上野三碑:「世界の記憶」登録審査へ

たいへん楽しみです!

今月の24~27日、パリで開催されるユネスコの諮問委員会で、「世界の記憶」登録の審査が行われます。
これまで私のブログ(↓)

上野三碑-記憶遺産候補 すばらしい上信電鉄沿線
http://geogunma.blogspot.jp/2015/09/blog-post_26.html

でも紹介していますが、上野三碑(山上碑・多胡碑・金井沢碑)は、いずれも上信電鉄沿線にあります。
下の画像は、高崎駅にある展示です。
2017.6.14  高崎駅
そこで、こんな提案をしているのですが・・・

上野三碑のラッピング電車を!すばらしい上信電鉄沿線
http://geogunma.blogspot.jp/2015/11/blog-post_20.html

上野三碑のラッピング電車を!上野三碑と古墳めぐり-上信電鉄沿線
http://geogunma.blogspot.jp/2017/06/blog-post_30.html

2017.6.14 高崎駅
先日の上毛新聞によれば、上野三碑の登録に向けて、上信電鉄の最寄り駅にいろいろな施設をつくるとか、これもよいことだと思いますが、上野三碑のラッピング電車も走らせてほしいものです。
下の画像は、山名駅を出発したぐんまちゃん電車ですが、上野三碑のラッピング電車のイメージとして掲載してみました。
2016.3.29 山名駅近く
上野三碑が「世界の記憶」に登録されて、古代装束姿のぐんまちゃんと上野三碑をデザインしたラッピング電車が走れば、上信電鉄沿線が一段と華やかに、そしてにぎやかになるのではないかと、そんなふうに思っているところです。

2017年10月13日金曜日

国際化石の日、制定:国際古生物学会

2017.10.15&16

国際化石の日(International Fossil Day)は、
 すべての人が「化石」を楽しむ日
にしようということで、国際古生物学会が制定したものです。
化石探しが好きな私としては、たいへんうれしい日をつくっていただいたと思っています。
もちろん、国際化石の日は、〝すべての人が「化石」を楽しむ日〟ですので、博物館に出かけたりして、展示されている化石を見るのもよいと思います。
 ときどきテレビや新聞で、
  小学生が貴重な化石を発見した
といったニュースを見ますし、化石発掘体験ができるところは、どこも賑わっています。
2011.10.12 採集
子どものときに化石探しをはじめ、いくつか化石を見つけることができますと、そのおもしろさにはまるといいますか、生涯を通じて楽しめるものになる、それが化石探しの魅力ではないかと思います。
ここで紹介している化石は、私が採集したもので、これまでにもブログ等で紹介してきたものです。
上の化石(↑)は、サメの歯です。
たいへん美しい歯で、よい保存状態の化石でした。
下の化石(↓)は、アンモナイトの化石です。
2014.4.26 採集
これが見つかった場所では、くるくると巻いたアンモナイトも見つかりますが、イメージ的に『これ、アンモナイトなの?」という伸びたかたちのものも多く見つかります。
2012.1.13 採集
これまでに私が見つけた木の葉の化石としては、これがいちばん美しいもので、ちょっと見には、石に葉を押し当てているかのようなリアルさ-化石とは思えない?-があります。

これから冬に向かっていきますが、これからが化石探しの適期ではないかと私は思っています。
なぜ、寒い時期が化石探しの適期かということですが・・・
つぎのブログ(↓)など

私の体験的〝化石探し〟講座 第3回 道具と服装
http://geogunma.blogspot.jp/2013/03/blog-post_5733.html

に、そのわけや化石探しでの注意事項を述べていますので、よろしかったらご覧ください。

国際化石の日(International Fossil Day)を
楽しみましょう!!

2017年10月12日木曜日

「大脱走」のあのシーン

わたしも跳んでみました!

と思い出したのは、FBでつぎの記事を目にしたからです。
私がこどものころには、アメリカからたくさんの映画や音楽がやってきたのですが、田舎も田舎、山のなかの少年には、簡単に映画を見たり音楽が聴ける状況ではありませんでした。
実をいえば、私が「大脱走」の映画を見たのは、高校生になったときのことで、「大脱走」のあのシーンを教えてくれたのは、マックイーンの大ファンという近所の同級生の兄さんでした。
その兄さんという方は、映画館で「大脱走」を見てきたとのことで、映画雑誌(であったと思います)をもとにして、マックイーンがオートバイで疾走するシーンを私たち子どもに熱く語ってくれたのでした。
そして、思いついたのがスーパーカブ。
まだ小さい子どもで大きなバイクには乗れませんでしたが、スーパーカブで庭などでは乗り回していましたので、これならマックイーンのようにできるかもしれないと考え、スーパーカブで段差のある畑に向かったのでした。
この顛末については、これまでにFBなどで紹介していますので、ここでは繰り返しませんが、簡単にいってしまえば、私がこんなふうかなと思い描いて再現しようとした「大脱走」のあのシーンは、残念ながら大失敗に終わってしまいました。
まあー、けがをしなかったのが不幸中の幸いといったところでしたが、オートバイでのジャンプは、ほんとうに難しいものだと思いました。
高校生のとき、砂利道のカーブ手前で石に前輪を乗り上げ、そのはずみでカーブをそのまま直進し、がけのほうに落ちたことがありましたが、まさにこんな感じ(↑)で左足がタンクの下に入っていました。

これまでに何度も「大脱走」を見ていますが、いまでもマックイーンのこのシーンには、どきどきしてしまいます。
ということですが、よい子の皆さんは、「大脱走」のあのシーンのまねをしないように。

※ ここに掲載したマックイーンの画像は、
ネットから引用させていただきました。